日本ではお正月は毎年1月1日と決まっており、大抵の学校や職場はその前後は年末年始休みになっています。
日本では当たり前になっているお正月の日程も、お隣の中国では日程が異なることをご存じでしょうか?
中国には旧正月があり、毎年その時期は中国から多くの旅行客が日本に訪れています。
中国人旅行客は日本にもたらす利益は莫大なものがあるため、経営者の方は中国の旧正月に向けて対策を考えるという方も多いはず。
そこで今回は、日本に莫大な利益をもたらす中国の旧正月についてご紹介していきます。
中国人旅行者への対策を考えている経営者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
中国の旧正月はいつから?
中国の旧正月は春節と呼ばれており、国内最大のイベントといっていいほど盛り上がりをみせます。
日本でもかつては新年を旧正月でお祝いしていましたが、明治維新をきっかけに現在の1月1日になったといわれています。
中国の旧正月は毎年日付が違う
現在一般的に使われている暦は太陽暦ですが、中国の旧正月は太陰暦に基づいています。
太陽暦と太陰暦とでは1年の長さが異なり、太陽暦は1年が365日なのに対し、太陰暦は1年が354日と短め。
太陽暦と太陰暦とでは1年の日数が異なり、中国の旧正月は太陰暦に基づいているため毎年旧正月日程が異なるというわけですね。
中国の旧正月は1月下旬~2月下旬に毎年中国政府が発表します。
その後、国民はその日程に合わせて旧正月の準備をスタートしていきます。
中国人の旧正月の主な過ごし方
中国人の旧正月の過ごし方は、日本人のお正月の過ごし方とさほど差がないと言われています。
旧正月を祝う飾り付けを行ない、料理を美味しく食べ、一家団欒で和やかに過ごす。
飾り付けは中国らしく赤やゴールドが基調となるため、全体的にきらびやかな印象になります。
お正月らしく、旧正月に親戚に挨拶回りをすることも。
親戚が多いことからお年玉として、中には日本円で数十万円ほど貰う子もいるとのこと。
中国の旧正月は基本的には、自分の生まれ故郷に帰省するのが一般的といわれています。
しかし、最近の旧正月の流行として連休を利用し日本へ買い物に来ることで、この映像が日本のメディアで多く取り上げられています。
中国の旧正月。仕事や学校が休みになるのは?
中国では旧正月にあわせ、旧正月の前日から7日間を国の法令で連休として定められています。
中国の中学校は日本と比べ休みが長く、旧正月はおよそ1ヶ月学校が休みになることも多いと言われています。
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旧正月中は休みになる店が多い
旧正月で休みになるのは学校だけではありません。
中国の企業も旧正月である春節に合わせて休みをとることが大半です。
長期休暇になるため、連休前は大切な取引をしたりと仕事に追われる方も多くなります。
カレンダーの日程以上休む人も
中国の旧正月はカレンダー上では休暇は1週間です。
しかし、生まれ故郷が遠い方はカレンダーよりも長く、人によっては1ヶ月ほど休暇を取ることもあります。
カレンダーだけでは休みの期間は判断が難しいため、中国企業と旧正月の前後に取引を控えている場合は、事前に休暇期間を確認しておくようにしましょう。
中国の旧正月。2019年はいつ?
中国の旧正月は事前に政府が発表しますが、2018年は2月16日、2019年は2月5日と言われています。
しかし、中国の旧正月は帰省ラッシュが社会問題となっており、今後帰省ラッシュの緩和のために旧正月の休みを長くするという案も出ているといわれています。
中国人旅行客が日本に爆買いにくる理由とは
中国の旧正月に合わせ、中国人旅行客が日本へ爆買いに訪れる理由は主に2つあると言われています。
1つめは長めの休暇が取りやすく、旅行に行きやすいということです。
特に日本は距離も近いので旅行には最適です。
2つめは中国人は日本製品に高い信頼を持っていることです。
日本製のものは品質が優れているため、旅行にきたときにまとめて買おうという考えから爆買いになっていると言われています。
また、親戚も多く日本に旅行に行くという話をするとお土産を買ってきてくれと言われる
こともあるとか。
お土産だけでもかなりの金額になる、と言われています。
まとめ
中国の旧正月は太陰暦に基づいているため、毎年日付は異なりますが2018年は2月16日、2019年は2月5日と言われています。
しかし、近年の旧正月の帰省ラッシュが社会問題ともなっており、旧正月の連休が長くなる可能性があるとも言われています。
旧正月の連休に合わせて、会社や学校も休みになるため重要な取引や連絡を控えている場合は、あらかじめ休暇の日程を確認しておきましょう。